耐久調整カノンZ対面ゲッコウガ【USM単体考察】
ゲッコウガというポケモンの最大の特徴は技を打つことでタイプが変更される変幻自在という特性。もちろんこれは攻撃面で非常に優秀な特性だが、適切な技を上から打つことで相手の技を半減以下で受けるというように、防御面でも使うことができる。さらに耐久に努力値を少し回すことで、この防御面での長所がさらに生きてくる。
今回はこの防御面に注目し、通常勝つことのできないミミッキュやバシャーモなどの環境トップメタを対面から処理できるゲッコウガを考察する。
ゲッコウガ@ミズZ 臆病
ハイドロカノン/れいとうビーム/めざめるパワー(炎)/かげうち
努力値:H48 B36 C236 S188
調整ライン:
HB→
炎タイプ時に特化ミミッキュのミミッキュZ+かげうちを二連最高乱数以外耐える
S→
最速ジャローダ抜き
C→
あまり(テンプレHABミミッキュをハイドロカノンZで75%の乱数1発)
ミミッキュに勝つために、ミミッキュのフェアリー技を半減で受けるためのめざ炎、耐久振りのミミッキュをZ技で吹き飛ばすためのミズZは確定。また、先制技をかげうちにすることでバシャーモの飛び膝蹴りを透かすことができる。
また副産物としてミズZによりカバルドン展開を許さない。
Sを下げていることで最速メガボーマンダや最速アーゴヨンに抜かれてしまう。最速メガボーマンダは環境にあまりいないので気にしなくていいとしても、アーゴヨンに抜かれていることは覚えておいたほうがいい。(実際にはラス1対面とかでない限りアーゴヨン側が引く場合がおおい)
このように技構成の工夫と耐久調整を施すことで対面から勝てる範囲が大幅に広がる。以下に、普通の襷型では不利だがこの型では対面から勝てる環境トップメタを記述する。
vsミミッキュ
ゲッコウガ めざ炎(皮を剥がす)
↓
ミミッキュ ぽかぽかフレンドタイム (半減で受ける)
↓
ミミッキュ かげうち (確定で耐える)
↓
ゲッコウガ ミズZ (75%の乱1。ドロポンだと火力が足りない)
このように、75%の確率で襷以外のミミッキュに対面から勝てる。これがこのゲッコウガの最大の利点である。この記事を書いている2017年12月18日現在で、採用率が45.141%にも達する最強ポケモンに対面から勝てるか勝てないかというのはレートで使用していくにあたってかなり重要な要素と言える。
vsメガバシャーモ
メガバシャーモ まもる
↓
ゲッコウガ ミズZ(まもっても半分以上入る)
↓
ゲッコウガ かげうち
↓
このように、かげうちを採用することで襷を持たなくてもバシャを安全に処理できる。
vsリザ
リザXはミズZで確定1発。リザYは一撃では倒せないが裏の先制技圏内くらいまでは押し込める。
またもし相手がリザYだとわかっているのであれば、ゲッコめざ炎→リザニトチャ+炎技(半減なので耐える)→ゲッコミズZで処理できる。
vsメガゲンガー
耐久に振ったことでCSゲンガーのヘドロばくだんも耐えるのでミズZで倒せる。
もちろん、通常のゲッコウガで有利を取れるポケモンは、アーゴヨン以外だいたいこの型でも有利を取れる。めざ炎があるので鋼にも強い。
↑有利とれる奴ら
このようにPGLトップ30(2017年12月18日現在)のうち、19体に対面有利という驚異の対面性能になった。
質問などあれば @poke_fool へ。